ぼくはグローバリゼーション批判をうれしそうに口走るやつが嫌いだ。そういうグローバリゼーションが嫌いというのは、つまりぼくに向かって、おまえなんか生まれてこなきゃよかったと言っているに等しいからだ。日本のいまの繁栄は、グローバリゼーションなしにはあり得なかったんだよ。もしグローバリゼーションがなければ、うちの父は和歌山の祖父の畑でももらって、今とは比べてモノにならない貧乏生活を送っていただろう。ぼくのタイや香港の友人たちだって、グローバリゼーションなくしては会うこともなかっただろう。日本で反グローバリズムとか寝言を言っているばかな連中自身、グローバリゼーションを通じた日本の繁栄があってこそ初めてそういうきいたふうな口もきけるのだ。
